バスク
オーダーメイド美食の旅
バスクとは…
フランスとスペイン両国にまたがるピレネー山脈西端麓の地方名で、フランスではペーバスク(Pays Basque: バスク地方の意)、スペインでも同様にパイスヴァスコ(Pais Vasco)と呼ばれる地域です。
スペイン側の南バスクはアラバ(ビトリア=ガスティス)、ビスカヤ(ビルバオ)、ギプスコア(サンセバスティアン)の3県及び東バスクのナバーラ(パンプローナ)1県、フランス側の北バスクはラブール(バイヨンヌ)、バス=ナヴァール(サン=ジャン=ピエ=ド=ポル)、スール(モレオン=リシャール)の3県に分かれ、合わせてバスク7県とも言われています(括弧内は各県の中心都市)。
スペイン バスク
今日、食の面からバスクというとスペイン側を指すことが多く、特にビスカヤ県とギプスコア県が注目されています。
なぜなら、その中心のリゾート都市サンセバスティアンは人口わずか18万人ほどの小都市であるにもかかわらず、ミシュランガイドによる3っ星を獲得したレストランが2軒、1っ星まで含めると合計5軒もあるからです(2014年現在/近郊を除く)。フランスを除いて、このような小さな都市にこれだけ星を獲得したレストランが多いのは珍しいようです。
リゾートの中心を形成するビスケー湾と肥沃なエブロ谷の豊富な産物の影響を受けているこの都市のバスク料理は、伝統料理から新バスク料理、さらには国際バスク料理へと進化を続けているのも、理由の一つかもしれません。
また、サンセバスティアンには男性だけで集まって一緒に料理と食事をする美食クラブ「チョコ(Txoko)」というものが存在し、この町の美食を盛り立てています。
スペイン バスクとフランス バスク
ここでは、旅行プランとしての「美食の旅」をご案内します。
効率よくスペインサイドとフランスサイドの両方を周遊する個人旅行プランです。日本からバスクの玄関口ビルバオへは、パリ経由のエールフランスが便利です。出発前に、現地での鉄道移動用としてスペイン国鉄とフランス国鉄をカバーするスペイン&フランスレイルパスを用意しておきます。
説明を兼ねて、バスクで紹介すべき町や村を全て詰め込んだため、長い日程になっていますが、ここから行きたいところだけをピックアップして、自由にプランを作れるのがオーダーメイドのいいところ。具体的なプランや料金は見積もりフォーム、又はメールにてお問い合わせ、ご依頼ください。
モデルプラン|美食のバスク周遊 スペイン&フランス
サンプル日程
サンセバスティアンの美食
バスク料理とピンチョス 代表的なバスク料理…「肉や魚の炭火焼き」「子羊の煮込み料理」「タラ料理」「トロサ(地名)の豆料理}「パプリカ」「ピンチョス」「羊乳チーズ」「バスクシードル」などバスク地方はシードル・ワイン発祥の地です
オプション de アレンジ
バスク随一の美食を誇る漁村*オンダリビアへ小旅行1泊2日 *サンセバスティアンからバスにて片道約20分
宿泊はパラドール 夕食は近隣の魅力的なレストランで舌鼓
オプションを加える場合は翌日以降の日程が変わります
サン=ジャン=ド=リュズの美食
「シピローヌイカ(イカ墨料理)」「ピペラード(近郊のエスプレット産とうがらしを使用したピーマンの炒め煮)」「マカロンの元祖店Maison Adam」オプション de アレンジ
「フランスの美しい村々」認定の*サールへ小旅行1泊2日 *サン=ジャン=ドリュズからバスにて片道約20分
昭和天皇が宿泊されたオーベルジュArrayaはバスクの食材を使用した伝統的なバスク料理が楽しめます
麓にはミシュラングリーンガイドで3っ星を獲得したアプト式登山鉄道のリューヌ鉄道が運行 木目を生かしたベルエポックの車両からパノラマを楽しめます
オプションを加える場合は翌日以降の日程が変わります
バイヨンヌの美食
「ジャンボンドバイヨンヌ(エスプレット産とうがらしで味付けされた生ハム)」「バヨネーズ(バイヨンヌのマヨネーズ)」「イザラ(アルマニャックとハーブのリキュール)」「チョコレート(チョコレート伝来の地)」オプション de アレンジ
*サン=ジャン=ピエド=ポルへ小旅行1泊2日 *バイヨンヌからバスにて片道約1時間バス=ナヴァールの中心都市であり サンティアゴデコンポステラへの巡礼の宿場町
オプションを加える場合は翌日以降の日程が変わります
パンプローナの美食
「ホワイトアスパラガスのサラダ(Esparrago blanco con mayonesa tibia)」「アーティチョークとあさりの煮込み(Alcachofas con almejas)」「川マスの生ハム詰めソテー(Trucha con Jamon)」「サーロインの炭焼き(Chuleton)」など
牛追い祭りをテーマにした「日はまた昇る」の作者ヘミングウェイが贔屓にしたバー・チョコBar Txokoや ホテルラベルラHotel La Perlaや カフェイルーニャCafe Irunaなど 現存するヘミングウェイの足跡をたどりながらのバル巡り
1日目〜4日目をピックアップして南バスクのみ、また5日目〜8日目をピックアップして北バスクのみといったショートプランに仕立てることが可能です。いずれのプランでも帰国はビルバオ空港に戻りエールフランスのパリ経由が便利です。