イギリス

オーダーメイド美食の旅

イギリス グルメ 1
©britainonview

イギリスへの旅 もっと楽しみがふえます!ロンドンのグルメを是非!

イギリス料理は美味しくない。。。と。。。。思われているようです。ね。確かによく耳にします。

なぜでしょう?諸説はいろいろあるようで

  • 革命などで宮廷料理人が下野した歴史がない
  • 日照が乏しく土壌があまり良くないので野菜が水っぽい
  • 伝統を重んじるあまり 100年くらい前のとある伯爵夫人の料理本が未だにお手本
  • イギリス人は食事をして料理が美味しい 不味いなどと言う事自体 下品であると考えている
  • キリスト教のプロテスタントは、食に対して快楽を求めるのを良しとしない傾向があるため食事が質素
  • ヒトの舌にある味蕾という味覚センサーが少ない あるいは働きが鈍い症状「味盲」は白人に多く 中でもアングロサクソンの割合はダントツ
  • イギリスの料理は味付けを最後に食卓で行う(塩, コショウなど)ため その習慣を知らない人がそのまま食べてしまったため味がないと感じてしまう

・・・など・・・などきりがありません

果たして本当にそうでしょうか?

おいしいと称賛される方もいらして、朝食はイギリスが世界一とも言われます。私の個人的な意見を申し上げれば◎。

自分の味覚に合っていると思います。毎日のホテルでの朝食はコンチネンタル式とは違ってボリュームもあり、濃く入れられた紅茶にミルクをたっぷりと注いていただくととても幸せな気分に浸れます。

アフタヌーンティーでいただくスコーンクロテッドクリームは、本場を超える味に今だお目にかかったことがありません。同じくローストビーフも。スコットランドへ行けばまた違った名物もあり、食巡りの旅も十分満足できると思います。

イギリスに限らずその地で頂くからこその美味しさというのももちろんあると思います。お食事は旅の楽しみの重要な要素ですから、是非楽しんで頂きたい「イギリスの美味しい!」を少しご紹介します。

イギリスでおいしいものを食べようと思えば朝食を三回食べよ

イギリス グルメ 2

とは、サマセットモームの言葉。

それほどイギリスの朝食はおいしく、ボリュームもあることで有名です。ホテルに滞在なら、ほとんどどのホテルでイングリッシュブレックファストを頼むことができます。一部のホテルでは部屋代にコンチネンタルブレックファストしか含まれていない場合があるので、その場合は追加料金を。

イギリスパンのトースト、紅茶(一人に一つポットが運ばれて来ます。コーヒーのように濃い色をした紅茶(イングリッシュブレックファスト)ですが、何杯でも飲めます。)の他にはなんと、フレッシュジュース、たまご料理、ソーセージ、ベーコン、ベイクドビーンズ、ベイクドマッシュルーム、ベイクドトマトがセットになっています(左の写真をごらんあれ)。

通常のホテルはこれらがビュッフェスタイルになっており、お好きな量だけ召し上がることが可能です。ソーセージもベーコンも日本で普段目にするものよりとても大きいのが印象的!大きさだけでなく、味も格別です。

スコットランドに行けば、スコティッシュブレックファストといわれ、さらにブラックプディングハギスなどが追加されます。ハギスは羊の内臓を羊の胃袋に詰めてゆでたもの、ブラックプディングは豚の血とオートミールなどをつめたソーセージのようなもの。スコットランドへ初めて訪れた際は、その他スモークサーモンまで出てきて、その量にびっくりしました。

フィッシュ&チップス - あの有名なB級グルメ

フィッシュ&チップス

イギリスのファストフードといえばフィッシュ&チップスが代表的です。白身魚(タラやカレイ)のフライとポテトがついているシンプルな料理で、モルトビネガーをかけて食べるもの。初めてロンドンで食べたとき、ワインビネガーとは違うその味と香りに揚げた魚がこれほど合うものとは思いませんでした。

通常はロンドンの社交場パブで食べることが可能ですが、フィッシュ&チップス専門店もあります。本来はテイクアウトが基本のものなので、おいしい店はタクシーの運転手に聞くのが一番とされていました。

ところが、最近はどの国でインターネットが普及、ウェブ上でLondon's best fish and chip restaurantsなるサイトがあるとのこと、さっそく調べてみました。なるほど各お店ごとに特徴や住所、電話番号、営業時間が出ていますので、お泊まりのホテルの近くのお店をチェックしていけば楽しみも倍増といったところでしょうか?

Sausage & Mash

イギリス グルメ 3

フィッシュ&チップスがあまりに有名なため、日本ではあまり知られていませんが、ロンドンっ子の大好物の一つにSausage & Mashがあります。別名Bangers & Mash。バンガーは爆竹の意味で、その昔はソーセージを茹でている最中に爆発することから名づけられたソーセージの俗名です。どちらも同じ料理を指します。

この料理は名前のとおり、ソーセージとマッシュポテトが一緒にお皿にのって出てくるシンプルなもの(写真)。老舗のS & M Cafeは2012年惜しまれつつ閉店しましたが、古き良きロンドンスタイルを継承するMather Mashが現在の人気ナンバーワンです。

ソーセージもいろいろ種類があり、基本はグレービーソースをかけるスタイル。やはりボリュームがあります。

イギリス人はやたらとソーセージを食べるようです。

パブ

イギリス グルメ 4

ひところ、ロンドンでは毎週30軒近い新しいバーやパブがオープンしていたそうです。いまではそんなことはないでしょうが、ほとんどすべての街角に少なくとも1軒はあるのがパブ。「社交場」として栄えたパブ文化は是非体験したいものです。ビクトリア時代のパブや、ロンドン大火を切り抜けた築400年のパブ、一種のファッションとして始まり、いまではなくてはならないほどに発達したガストロパブなどさまざまなスタイルがあります。

初めて訪れても簡単。最初に好みのビールを頼み、支払いが済めば、飲み方は自由です。食事も多種多様で、ステーキオムレツキドニーパイチップスフレンチフライポムフリッツ)、そしてフィッシュ&チップスなどなど・・・。気取ったレストランはちょっと、という方にはお勧めのディナースポットです。

ロンドンのウナギ

イギリスには“&”のつく食べ物がいろいろありますが、Pie & Mashもそのひとつ。イギリス生まれのミートパイマッシュポテト(とにかくジャガイモは必須のようです)のセットですが、その中でも有名なお店はManze's。そしてこの店ではミートパイ以外になんとウナギが名物です。

その昔テムズ川ではウナギが取れたことから、「早い 安い うまい」の定番として労働者に人気の食べ物でした。Manze'sは20世紀初頭から南東ロンドンでウナギを食べさせる庶民派食堂として営業してきました。

メニューはウナギのシチュー&マッシュポテトウナギのゼリー寄せ、そしてミートパイマッシュポテトだけ。ゼリー寄せは人により好き嫌いがあるかもしれませんが、シチューはほんのり塩味なので、日本人の味覚にもあいそうです。ウナギはぶつ切りで入っていますので、少々グロテスクではありますが、是非チャレンジしてみてください。詳細は店のホームページでご確認を。

それでもイギリス料理は。。。という方には、古くから日本とかかわりのあるイギリスのこと、日本料理店がたくさんありますのでご安心を。最近は回転寿司での食事がロンドンっ子のステータスになっているほどです。

また、他国からの批評を知ってか知らずか、イギリス国内では食への意識が変わりつつあり、ロンドンは2005年に「世界のグルメ都市」に選ばれたことをきっかけに、さらに世界各国の料理が楽しめるレストランも増えているようで、イギリスのグルメに期待が持てそうです。

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