- Home »
- アフリカ ヨーロッパ »
ベルギー南部の美しい村々
ベルギーは、南北2つの地方に分かれており、北部をフランダース地方、南部をワロン地方といいます。首都ブリュッセルは、フランダース地方南部に位置し、その他一般的に「ベルギー」というと思い浮かべる主な町ブルージュ、アントワープ、ゲントなどは、いずれもフランダース地方の町です。
ここでは、ツアーではほとんど紹介されていない、小さいながら個性的で美しい町や村の宝庫、ワロン地方の美しい村々への旅行プランをご案内します。
フランスから始まった「最も美しい村々」保存活動は、その後イタリア、ベルギーにも伝わってきました。ベルギーの美しい村々は、フランスやイタリアほど数が多いわけではなく、このワロン地方にわずか24の村が登録されているだけです。駆け足なら、8〜10日間程で全てを制覇できそうですが、時にはそこに一晩滞在しながら、各村独自の美しさ、そこでしか感じることが出来ない風や香り、人々との触れ合いを感じつつ、ゆっくり、じっくり廻ってみてはいかがでしょうか。
交通事情
以下にご案内の、9つの基点となる町は、デュルビュイを除き全ての町にベルギー国鉄(NMBS/SNCB 英語)の駅があり、各都市間は鉄道で移動が可能です。レイルパスを駆使して自由に乗り降りしましょう。
日本で事前に購入できるレイルパスは、オランダ、ルクセンブルク、ベルギー3か国をカバーするユーレイル・ベネルクス・パス、フランスと合わせて周遊する場合はベネルクス&フランス・パス、いずれもフレキシータイプ(一定の期間のうち乗車日を選んで利用、選んだ日は乗り放題)のレイルパスです。事前座席指定が必要な、パリ〜ブリュッセル間を走る特急タリスなどの国際列車以外、主な都市間を結ぶ特急Intercityは、事前座席指定は不要です。
そして、これら基点都市の先にある美しい村々へは、いずれも鉄道が通っていないので、路線バスを利用します。バスの乗り方は日本とさほど変わらず、ほぼ前乗り前払いです。車内でチケットを買うと割高になるので、駅等で事前に買っておきましょう。
≪乗り方≫
- 停留所を探します バス停のスタンドには、大きな字で路線の番号が表記されています。
- バスに乗車します 車体の正面に路線番号、行き先が表示されているので、確認してから乗車しましょう。基本的に前から乗車します。事前に購入したチケットは検察機を通します。
- バスを降ります 車内アナウンスがないので、乗車したら運転手に目的地を告げておいて、近づいてきたら知らせてもらえるよう頼んでおくと安心です。
プラン計画のコツ
ベルギーのバスは、どのルートを見ても、日本のように朝から晩までひっきりなしに運行しているわけではなく、1日にせいぜい片道2〜3本です。また、ヨーロッパではよくあることですが、生活路線のバスルートが多いため、週末は運行していないこともあります。
このようなバス事情を考えると、基点となる都市から1日に訪れることが出来る美しい村は、1〜2箇所が適当でしょう。全てを1度のご旅行で廻るには難しいかもしれませんので、以下をご覧になりながら、目的地を絞って計画をたてるのが良いかと思います。
ベルギーの玄関口ブリュッセル空港には駅があり、エアポート・シティ・エクスプレスで空港駅からブリュッセル中央駅まで約20分です。まずはブリュッセルに1泊、そして訪問する村への基点都市へ鉄道で移動します。各基点都市間の移動は、長くても2時間くらいです。最後はもう一度ブリュッセルに戻って1泊、もしくはそのまま空港へ移動して帰国となります。
「ワロン地方の最も美しい村々」オフィシャルサイトでは、各村のページでデジタルパンフレットをダウンロードできるので、旅行前の下調べに便利です(フランス語サイトにて)。パンフレットは表裏2枚の簡単なもので、裏面ページには村の地図が出ています。
北部 ブリュッセルを基点とする村々
ベルギーの旅は、ほとんどの方がブリュッセルから始めるのではないかと思います。ベルギーの首都であり、国連本部があるこの都市には、ユネスコ世界遺産に指定されたグラン・プラスがあります。また、全ての交通網の基点でもあります。
1 メラン
最初の目的地は、ブラバン・ワロン州のメラン(Melin)、ブリュッセル近郊で美しい村に登録されているのは、このメランのみです。
メランは、ブラバン・ワロン州都ジョドワーニュの西約5km、小さな教会を中心に形成された村。この土地特有の白い石、ゴベルタンジュ(Gobertange)と木を組み合わせた切妻スタイルの家々は花で飾られ、4つの農場とこれらの家並みが、エスバイエ(Hesbaye)の丘に広がっています。
【宿泊】Gite(貸し別荘風の農家の離れ)が1軒のみ。
北部 リエージュを基点とする村々
ブリュッセルから東へIntercityで約1時間のリエージュは、リエージュ州州都。ムーズ川とウルト川の交わる位置にあるこの都市は、古くからヨーロッパ各地への交易の中継点として栄えました。観光地化されていない、昔からのヨーロッパが感じられる町です。
リエージュから訪れるのは、以下リエージュ州の3つの村です。
2 クレールモン
まずは、クレールモン(Clermont-sur-Berwinne)です。広々とした土地の上に建つ堂々とした教会が、あたかもこの村を支配しているかのように見える村。石造りの急な勾配の屋根と、レンガの壁で造られた家には、石で縁取られた特殊な窓枠が組み込まれています。
【宿泊】Gite(貸し別荘風の農家の離れ)が3軒あるのみ。
3 オルヌ
次は、オルヌ(Olne)です。アルデンヌ地方の広大さとエルブ地方の多様性が、見事に調和した村。17〜18世紀に建てられた、ルネッサンス様式のサン・セバスチャン教会の尖塔は、この小さな村の景観でとても際立っています。
【宿泊】ロッジタイプが3軒のみ。
4 ソワロン
最後は、ソワロン(Soiron)です。壮大なシャトーを中心に、牧草地と広大な果樹園で囲まれた牧歌的な景観の村。「ルネッサンス・ムーズ」(ムーズ川を中心とした地域の再生)の精神のもと、エルブ地方に築かれたこの村の伝統的な家並みは、半木造半レンガ造りで、石灰岩を原料とした窓枠が特徴です。
【宿泊】なし
ブリュッセル・リエージュ基点 北西部4日
中部 ナミュールを基点とする村々
ワロン地方のほぼ中心に位置するナミュール。「ムーズ川の真珠」ともいわれる美しい街並みです。首都ブリュッセルからは、Intercityで約1時間。このナミュールからは、ナミュール州の3つの美しい村めぐりが可能です。
5 トン・サムソン
まずは、トン・サムソン(Thon-Samson)。小高い丘の上に腰掛けるように建ち、サムソンの谷や緑の景観を見下ろしている村。100mを超す石灰岩壁が、教会とファームシャトーを見下ろすように切立っており、まるでこの村を守っているかのような景観です。
【宿泊】ゲストハウスが1軒のみ。
6 モゼ
続いて、モゼ(Mozet)。美しいサムソンの谷の南斜面に広がる村で、灰色の石灰岩と粘板岩の黒、牧草地の緑や畑の風景が、見事なコントラストを作り上げています。村の中心では、古いスタイルながら1775年に再建された、ピエールブルーの石造りのサン・ランベール教会が、この村を支配しています。
【宿泊】ゲストハウス、Gite(貸し別荘風の農家の離れ)など3軒。
7 クリュペ
最後は、クリュペ(Crupet)。「ワロン地方の最も美しい村々」の本部がある村です。先史時代末期以来、狭い森の斜面にへばりつくように建つ、小さな可愛らしい村。豊富な水に恵まれ、19世紀頃は製紙、製塩、鍛冶、製油、ビール醸造の5つの産業で栄えていました。
【宿泊】客室数わずか6室ながら4っ星クラスを誇り、世界中のグルメが集まるオーベルジュ「Le Moulin Des Ramiers」をはじめ、Gite(貸し別荘風の農家の離れ)、ゲストハウスが3軒あります。
ナミュール基点 中部4日間
中部 ディナンを基点とする村々
1世紀初めに築かれた城砦の下に、こぢんまりとひらけた絵のような町ディナン。この町で生まれたサックスの生みの親、アドルフ・サックスの名がついた通りがあり、4年に一度、国際サックスコンクールが開かれています。ここからは、ナミュール州に点在する4つの美しい村、リュクサンブール州の2つの美しい村を廻ります。
8 セル
まずは、ナミュール州のセル(Celles)へ。7世紀頃に建てられたヴェーヴ城からわずか数キロメートルの、4つの丘に囲まれた村。ビール醸造をしていたサン・アデラン教会は、ロマネスク様式の傑作とされています。村の歴史は古いものの、保存状態の良い石灰岩で出来た、石造りの家並みが美しい村です。
【宿泊】オーベルジュ2軒を含め4軒の宿泊施設があります。
9 ファラエン
次は、ファラエン(Falaen)。小さな谷の斜面にたち、シャトーフェルム(農場と城が一緒になったもの)と教会の塔が、村のシンボルとなっています。住居は石灰石を利用して造られており、ほとんどが19世紀に建てられたものです。
【宿泊】3っ星クラスのホテル1軒を含め8軒あります。
10 ソソワ
次は、ソソワ(Sosoye)。蛇行するモリニエ渓谷の斜面にある、小さな美しい村。石灰石で造られた家が、村を形成しています。ランジネル山が、モリニエ渓谷とソソワの村を見下ろすようにかまえており、それらが組み合わさって美しい景観を作っています。
【宿泊】Gite(貸し別荘風の農家の離れ)が8軒ほど。
11 スールム
最後は、スールム(Soulme)。幹線道路から隔離された、美しい緑の中にたたずむ村。教会をわずか60軒ほどの家が囲むように寄り添って形成されています。18世紀から19世紀に建てられた家々は、石灰岩と漆喰で出来ており、この地方の伝統的なたたずまいです。
【宿泊】Gite(貸し別荘風の農家の離れ)が2軒のみ。
12 ソイエ
リュクサンブール州の1つ目は、ソイエ(Sohier)です。教会、学校、牧師館を中心として、19世紀に建てられた石灰岩の家々と、13の農場で形成される村。各家々は、全てメインストリートに面して建っており、この村の景観を特徴付けています。
【宿泊】Gite(貸し別荘風の農家の離れ)が1軒のみ。
13 ラフォレ
次は、ラフォレ(Laforet)へ。スモワ川の左岸に広がる緑豊かな村。かつて、この周辺はタバコ畑として利用されていました。村は、教会を中心に2つの通りが平行に走っており、地元で採石した石と木材を用いて築かれた家のファサード"Tricellulaires"が、この村の景観を造っています。
【宿泊】ホテル2軒を含む宿泊施設が多数ありますので、1泊するのも良いでしょう。
ディナン基点 中部5日間
中部 デュルビュイを基点とする村々
リエージュの南方には、おそらくこのワロン地方で最も有名かつ人気のデュルビュイ(Durbuy リュクサンブール州)があります。
世界で一番小さな古代からの町といわれ、人口はわずか500人。まるで絵本の中の町のようです。世界中の食通が集まるレストラン「ル・サングリエ・デザルデンヌ」があるため、グルメの町ともいわれています。ここには、3〜4っ星ホテルが各数軒ずつありますので、ここを基点にリュクサンブール州の3つの美しい村を廻ります。「ル・サングリエ・デザルデンヌ」も4っ星ホテルです。
14 ウェリス
まずは、ウェリス(Weris)です。平原と森を通り抜けると現れる、美しい景観の村。ドルメンとメンヒルの遺跡、17世紀に建てられたシャトーフェルムがあり、村の家々は、石灰岩と砂岩を木組みで築き上げて出来ています。
【宿泊】Gite(貸し別荘風の農家の離れ)、民宿あわせて10軒ほどの宿泊施設があります。
15 ニィ
次は、ニィ(Ny)。伝統的な"Colombage"と呼ばれる、石灰岩と木組み造りの家々の村。石灰岩で建てられた教会と司祭館の前には泉があり、水と石の組み合わせが、この村の美しさを引き立てています。
【宿泊】Gite(貸し別荘風の農家の離れ)など小規模宿泊施設が5軒。
16 シャルドヌー
最後は、シャルドヌー(Chardeneux)。丘陵の南斜面に、家々がしがみつくように寄り添って建っている村。18〜19世紀に建てられた黒石灰岩と粘板岩で出来た家々の色合いは、村全体の景観と見事に調和しています。
【宿泊】Gite(貸し別荘風の農家の離れ)が2軒、ゲストハウスが1軒、オーベルジュが1軒。
デュルビュイ基点 中部3日間
中部 シャルロワ, クーヴァンを基点とする村々
シャルロワは、ブリュッセルの南西約60km、Intercityで約1時間ほどの距離の所に位置する、ベルギーの産業の拠点。かつては、炭坑で栄えた町です。市庁舎の脇の鐘楼は、世界遺産に登録されています。
後述のクーヴァンとは、鉄道1本(約50分)で移動できるので、シャルロワ、クーヴァンどちらも基点にすることが出来ます。
17 ラニー
シャルロワから近い美しい村は、エノー州のラニー(Ragnies)。南はリュイスル森、北はアゲーズ森に囲まれた、自然豊かで温和な村。4つの農場を中心に、この地方の伝統的な家が立ち並んでおり、ロマネスク様式のサンマルタン教会、バロック様式の修道院、古い様式の司祭館などが村の景観を造っています。
【宿泊】ゲストハウスが2軒のみ。
ナミュール州クーヴァン近くには、同州内3つの美しい村があります。
18 ヴィエルヴ・シュール・ヴィロワン
まずは、ヴィエルヴ・シュール・ヴィロワン(Vierves-sur-Viroin)。ヴィヴロワン・エルムトン自然公園の中にある、小さな丘の斜面にたたずむ村。牧師館とおよそ30軒の家が集合し、その最も古い建物は17世紀まで遡ります。
【宿泊】ホテル1軒を含め10軒ほど。
19 ファニョル
続いて、ファニョル(Fagnolle)、ナミュール州の典型的な棚田村のファニョルは、丘の斜面にたたずんでいる村。石灰岩と粘板岩の家々が特徴的で、18世紀の伝統的な家並みを今に残しています。
※2022年現在、美しい村から外れています。
【宿泊】なし。
20 ロンプレ
最後は、ロンプレ(Lompret)です。白い水(l' Eau Blanche)と呼ばれる、川の蛇行した所にある、18〜19世紀にライトグレーの石灰岩で造られた家々の村。1640年に破壊された城跡と、近くにはトラピストビール「シメイ」を生産する、シメイ修道院(Abbaye de Chimay)があります。
【宿泊】3っ星ホテルが2軒、Gite(貸し別荘風の農家の離れ)が2軒あります。
シャルロワ・クーヴァン基点 中部4日間
モデルプラン日程
南部 アルロンを基点とする村々
アルロンは、リュクサンブール州州都。しかしながら、観光的な要素はなく、何の変哲もない都市です。ワロン地方の中心ナミュールより、Intercityで1.5時間で移動が可能、ホテルも数軒あります。ここから、リュクサンブール州の2つの美しい村を廻ります。
21 トルニー
まずは、トルニー(Torgny)です。フランスとの国境沿い、なだらかに広がる丘陵の中腹に佇む村。黄土色のレンガと赤色のローマタイルが織り成すコントラストの家並みが美しく、トルニーの景観を特徴付けています。ベルギー最南端に位置することによる温暖な気候のため、葡萄の栽培を行っており、ワイン作りが盛んです。
【宿泊】ホテルを含め110軒ほど。
22 ノーブルサール
続いて、ノーブルサール(Nobressart)です。カラフルな色合いのファサードを持つ家々と、漆喰で白く塗られたファームのコントラストが美しい村。ルクセンブルクからわずか10kmの、ベルギー南端に位置します。
【宿泊】Gite(貸し別荘風の農家の離れ)が2軒のみ。
【補足】
アルロンの代わりに、すぐ隣の小国ルクセンブルクを、この2つの美しい村めぐりの拠点にしても良いと思います。ナミュール〜アルロン間の鉄道網は、そのままルクセンブルクまで伸びていますし、レイルパスもルクセンブルクをカバーしていますので、ベルギー国内同様に使うことが可能です。
アルロン基点 南部2日間
西部 トゥルネーを基点とする村々
ブリュッセルより、Intercityで約1時間のトゥルネーは、ベルギー最古の町。周辺各国の領土になりながら、ベルギー建国の際、ベルギーの都市として落ち着いた経歴があります。ロマネスク様式の大聖堂と鐘楼は、ユネスコ世界遺産に登録されています。
また、ブリュッセルとトゥルネーの間には、モンスの町があります。この町も美しい村めぐりの間に、訪れてみてください。
モンスは、石畳と坂道が印象的な、ベルギーの古都。画家ゴッホが一時生活していたといわれ、その石造りの家は今も保存されています。ここの鐘楼も、ユネスコ世界遺産に登録されています。
23 オブシー
トゥルネーから訪れることが出来る美しい村は、エノー州のオブシー(Aubechies)のみ。オブシーは、エノー建築の代表的な村。赤レンガとタイルで建てられた、切妻様式の家々が並んでいます。村内にあるオブシー博物館は、新石器時代からガロ・ローマ時代までの、この地方の生活様式を忠実に再現しており、一見の価値あり。ロマネスク様式のサン・ジェリー教会があります。
【宿泊】Gite(貸し別荘風の農家の離れ)が1軒のみ。
その他
ここまで23の美しい村をご案内しましたが、次の2つは、日本のベルギー観光局ワロン・ブリュッセルのサイトと、本国ベルギーのワロン地方の美しい村のオフィシャル・サイトに違いがあります。
リエージュ州デニェ(Deigne)と、ナミュール州グロ=フェ(Gros-Fays)です。
日本のサイトでは、デニェを美しい村と案内しておりますが、オフィシャルサイトではデニェは登録されておらず、代わりにグロ=フェという村が登録されています。
フランス、イタリアの「最も美しい村々」協会でもよくあることですが、審査により登録から外れてしまう村があれば、新たに追加される村もあるということがありますので、おそらく事情は同じでしょう。
しかしながらどちらも魅力的な村であることには変わりありませんので、両方ご紹介します。このページのタイトルには24の美しい村とご案内しておきながら、これで合計25の美しい村になります。
24 デニェ
まずは、デニェから。教会と噴水を囲むように均一に並んで建てられた家々は、主に18世紀の石灰岩を使用しています。1975年、欧州評議会で「花の村」と評価されたほどの美しい村。
【宿泊】Gite(貸し別荘風の農家の離れ)が2軒のみ。乗り換え地点のAywailleにはホテルが数軒あります。
25 グロ=フェ
次は、グロ=フェ(Gros-Fay)です。上述のラフォレの隣村というくらい近いのですが、車ならともかく、公共の交通機関でのアクセスはよくありません。
スモワ川の支流ムーズ川を望む、アルデンヌの丘の上に腰掛けるように存在する、ブイヨン公国支配下にあった小さな村。採石場の名残りや、ラフォレ同様タバコ栽培で栄えたため、今でもタバコ産業の跡が残っています。
【宿泊】ゲストハウスが2軒のみ。
見積もりフォーム、又はメールにてお問合せ、ご依頼ください。「行きたい村は見つかったけど、スケジュールをうまく組むことが出来ない」といったことから、効率の良いスケジューリングまでお手伝い致します。
ワロン地方の24(+1)の美しい村々
- Home »
- アフリカ ヨーロッパ »