旅行契約の基礎知識

オーダーメイドの旅をご提案する訳

オーダーメイドは「旅」の選択肢を広げます。

旅行となると、希望と予算に近いパッケージツアーを探して申し込み 〜希望通りぴったりのツアーがあれば別ですが、なかなかそうはいかないもの〜 ならば、妥協せずに好みの旅をしませんか。

「オーダーメイドは高くつく」と思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、必ずしもそうではありません。 金銭感覚や価値観は人それぞれですから、良し悪しも目的地で何をしたいかもそれぞれ。完璧なオーダーメイドでなくても、素材を自由に組み合わせたり、リメイクしたり、ちょい足ししてオリジナルの旅を楽しんでほしいです。

オンリーワンはプライスレス。当社はそんな「旅」のお手伝いをします。

見積もりフォーム、又はメールにてお問い合わせ、ご依頼ください。 また、企画から相談をご希望されるグループオーガナイザーには旅行相談をお承りしますのでコチラをご利用ください。

旅行は「契約」

パッケージツアーもオーダーメイドも、旅行会社に旅行を申し込むことは「契約」です。

「大袈裟・・・」と思われるかもしれませんが、知っていると知らないとでは、大きな違いがあるかもしれません。 契約には「約款」、つまり「契約条項」が取り決められていて、旅行者が在日本の旅行会社と旅行契約をする際は、日本の旅行業法に則して営業をしている旅行会社が、旅行業約款に則って旅行者と「契約」を取り交わします。 当社は標準旅行業約款を採用していますが、独自に認可を受けた旅行業約款を採用している旅行会社もあります。その「約款」をわかりやすく要約したものが「旅行条件書」です。 この「約款」や「旅行条件書」の理解不足と思われるトラブル事例を見かけますが、トラブルになってから「約款」に触れるのではなく、旅行者の方々には旅行契約の際に、どのような条件で契約を取り交わしているのか、提示される「旅行条件書」をご一読くださり、わからないことがあれば必ず旅行会社に訪ね、その都度その都度理解を深めて頂きたいと感じます。

契約上(約款上)3つに分類される旅行形態

募集型企画旅行

募集型企画旅行は、旅行会社との契約において旅行業約款の募集型企画旅行契約の部特別補償規定が適用されます。 旅行条件書は、ツアーパンフレットの巻末に記載されていることがあります。ただし、抜粋の場合もあるので必ず別紙での旅行条件書を確認しましょう。当社取扱のパッケージツアーは、各主催旅行会社の旅行条件書を別紙でお渡ししています。

お馴染みの「パッケージツアー」と呼ばれている旅行は、旅行会社が予め企画して不特定多数に募集するツアーで、確保した航空会社の座席とホテルの客室に空港送迎をつけたものが基本。 観光が付いたものや、フリープラン(現地終日自由行動)にオプショナルツアーをつけてアレンジするものまで、出発日、日程、延泊の可/不可、最少催行人数が決められていて、最少催行人数が満たない場合は催行中止など、さまざまなタイプがあります。 パンフレット上の全てがパッケージツアーとは限りません。オプションの追加のみ「手配旅行」扱いになるものもありますのでご注意を。 パンフレットは隅々まで、特に小さな字で記載されているところはよーく読みましょう。そのパンフレットの巻末にある旅行条件書では、料金は企画料金を含めた包括料金で提示されます。また、特別補償規定が適用されますので、旅行中に補償対象となる事態がありましたら、帰国後速やかに手配旅行会社へ事態の詳細をご連絡ください。 何事もなければ、ここで旅行会社の契約の債務は終了です。

受注型企画旅行

受注型企画旅行は、旅行会社との契約において旅行業約款の受注型企画旅行契約の部特別補償規定が適用されます。 旅行条件書は、申込みの際に契約書面の一部として提示します。当社の受注型企画旅行の旅行条件書はこちらをご覧ください。

旅行者の依頼に基づいて企画するオーダーメイドツアーで、企画内容に沿って航空券と現地手配を組み合わせるもの。利用する航空会社やホテル、空港送迎の有無、各種観光を含め日程の詳細まで全てが、ご希望に沿ったツアーです。 予め確保されている航空座席やホテルの客室ではなく、空き状況を確認しながら見積もり、申込を受けてから手配を開始するので、余裕をもった見積もり依頼、申込が必要です。1年前から企画、6か月前には手配が理想で、間際の手配はご要望に沿えない場合もあります。 ツアー料金は包括料金で提示されますが、ツアー料金に含まれる企画料金は個別に明示され、約款では“著しい経済情勢の変化などにより”と明記されていますが、よほどのことがない限り、旅行会社が提示したツアー料金を変更することはできません。 ただし、特約条項が付加できます。特約の一例として、当社ではご参加人数により旅行費用が変わることを明示しています。 特別補償規定が適用されますので旅行中に補償対象となる事態がありましたら、帰国後速やかに手配旅行会社へ事態の詳細をご連絡ください。 何事もなければ、ここで旅行会社の契約の債務は終了です。

手配旅行

手配旅行は、旅行会社との契約において旅行業約款の手配旅行契約の部が適用されます。旅行条件書は申込みの際に契約書面の一部として提示します。当社の手配旅行の旅行条件書はこちらをご覧ください。

航空券・ホテルのみから、航空券、ホテル、空港送迎、現地発着のオプショナルツアー等の各種旅行商品の素材の中から、必要な商品のみを組み合わせて手配するオーダーメイド。料金は、各単体料金と係る手配手数料を個別に提示します。 旅行会社が渡す最終書面を旅行者が内容を確認の上、受領した時点で旅行会社の契約の債務は終了しますので、最終書面や予約確認書を受け取られましたら、手配内容に相違ないか必ずご確認ください。 ちなみに、航空会社から直接航空券を購入される場合の契約には、日系航空会社は旅客運送約款が適用されますが、海外の航空会社は、GENERAL CONDITIONSやTERMS & CONDITIONSのような各社の契約の取り決めが適用となり、また、海外のホテルへ直接予約をされる場合の契約も同様です。 最近では、インターネットなどで直接現地手配が可能なので、海外のホテルや現地発着の観光やツアーなどを、ホテルや現地のツアー会社に直接手配を依頼したりする方もいるようですが、日本の旅行業法や旅行業約款ではなく、それぞれの約款に則った契約ですので、契約条件を十分に確認することが大切です。

2つの企画旅行
「募集型企画旅行」「受注型企画旅行」

選択肢が限定

服に例えると「募集型企画旅行/パッケージツアー」は既製服で「受注型企画旅行/オーダーメイド」は注文服にあたります。 分かり易い一例として、既製服(パッケージツアー)を少しだけお直しして、注文服(オーダーメイド)のようにぴったりサイズにするセミオーダーメイドのような方法。。。 あるビーチリゾートのパッケージツアーのパンフレットがあるとしましょう。。。航空会社が3社から選択指定、利用ホテルを5クラスから選択指定し、場合によっては追加料金でお部屋カテゴリのアップグレード等も設定され、特典付等、一見、至れり尽くせりのように見えますが、希望するホテルが設定に無かったら。。。どうしますか???。。。 こんな時は、パッケージツアー(募集型企画旅行)をアレンジする形の「受注型企画旅行」になります。妥協できる方はパッケージツアーでどうぞ。色が、生地が、そもそも型がお気に召さない、なんて場合は、お直し(アレンジ)では難しいので、一からプラン作りをいたします。 ご希望にぴったりの「旅」に仕立てるためには、お時間がかかる場合もあります。早め早めにご検討ください。

催行中止の有無

募集型企画旅行(パッケージツアー)は、申込者が最少催行人数に満たないと催行中止(ツアーキャンセル)になります。その連絡は、取消料のかかる時期より前、出発の約1か月前頃です。 一般的には催行中止のお知らせとともに、前後の日程で催行される同ツアーを代案提示されたり、旅行者が日程変更不可の場合には、募集型企画旅行(パッケージツアー)と同じ日程で受注型企画旅行(オーダーメイド)への変更を勧められます。 受注型企画旅行(オーダーメイド)は、旅行者から依頼(申込)があってから手配を開始するので、その時点で航空座席とホテルの空き状況によっては、確保が難しい場合があります。確保できても安価なクラスの座席は満席、人気のホテルや客室は満室だったりと、間際の予約は同じ日程なのに割高になってしまうこともあります。 確実に要望を反映した旅をされたいならば、始めから受注型(オーダーメイド)でご検討を。ツアーキャンセルの知らせに「楽しみにしてたのに・・・」「休暇を取ったのに・・・」というようながっかりは避けられます。

企画旅行と手配旅行

「包括料金」と「個別料金」の違い

募集型企画旅行と受注型企画旅行はどちらも航空券、ホテル等の各単体料金のご案内は無く、おひとり様○○○円といった包括料金でのご案内のみ。 一方、手配旅行は、○○航空会社の往復航空運賃/周遊航空運賃○○○円、○○ホテル/ツイン1泊1部屋○○○円というように、各料金の単価をご案内の上、おひとり様○○○円とご案内します。

「取消料の規定」の違い

募集型企画旅行(パッケージツアー)は、出発の30日前(ピークシーズンは40日前)からキャンセル料がかかりますが、受注型企画旅行は旅行会社により異なり、当社の場合は、申込後の取消しの場合は明示した企画料金を、その取消が出発の30日前からは当社規定のキャンセル料を申し受けます。詳細は、受注型企画旅行の部にて別表第一の取消料の海外旅行に係る取消料をご覧ください。 ただし、ホテル、観光、スポーツ観戦等によっては、取消し料金の規定が異なる場合があります。その場合は、事前にその各取消料規定と取消料を明示の上、その規定に則して取消料を申し受けます。

「旅程保証」の有無

手配旅行にはありませんが、募集型企画旅行と受注型企画旅行にある「旅程保証」とは、旅行条件書に記載された旅程を保証すること。つまり、旅行条件書に記載されている日程をはじめ、利用航空会社や直行便・経由便の別、利用ホテル又は利用ホテルクラスや部屋カテゴリ・設備・眺望、観光などの目的地等々に変更があった場合には、変更補償金を旅行者に支払います。 各変更補償金の詳細については募集型企画旅行の部別表第二、受注型企画旅行の部別表第二をご覧ください。

2つのオーダーメイド
「受注型企画旅行」と「手配旅行」

「包括料金」と「個別料金」の違い

「受注型企画旅行」は全項目にて前述の通り、航空券、ホテル等の各単体料金のご案内は無く、おひとり様○○○円と包括料金でのご案内のみ。 「手配旅行」は、○○航空会社の往復航空運賃/周遊航空運賃○○○円、○○ホテル/ツイン1泊1部屋○○○円というように、各料金の単価をご案内の上、おひとり様○○○円とご案内します。

「取消料の規定」の違い

「受注型企画旅行」は全項目にて前述の通り、申込後の取消しの場合は明示した企画料金を、その取消が出発の30日前からは当社規定のキャンセル料を申し受けます。詳細は、受注型企画旅行の部にて別表第一の取消料の海外旅行に係る取消料をご覧ください。ホテル、観光、スポーツ観戦等によっては、取消料金の規定が異なる場合があります。その場合は事前にその各取消料規定と取消料を明示の上、その規定に則して取消料を申し受けます。 「手配旅行」は、申込後の取消の場合は手配手数料と手配した各商品(航空券・ホテル・観光)の取消料金の規定に則して申し受けます。各取消料規定と取消料は、見積もりとともにご案内します。

「特別補償規定」の有無

特別補償とは、旅行会社の責任において掛ける業者保険の一種で、旅行中の旅行者の死亡、傷害、後遺障害、携帯品の損害について補償金や見舞金を支払う規定。 「受注型企画旅行」には付帯されますが、「手配旅行」には付帯されません。補償規定の詳細を標準旅行業約款-特別補償規定にてご覧いただければお分かりの通り、海外旅行保険のようなものですが、救援費用については一切補償されません。 当社では、「手配旅行」に限らず、海外旅行保険の加入を強くお勧めしています。クレジットカード付帯の海外旅行保険は、補償内容と適用条件を必ずご確認ください。中には、クレジットカードで決済された海外旅行にのみ適用される付帯保険もあるようです。特に、見落としがちな治療・救援費用については、万が一の際の最善の備えとして1000万円以上を目安に、必ず加入されてお出かけください。

そして、当社からの新しい提案として、2名から添乗員付きをオーダーメイドとして受注型企画旅行をご案内します。 「2名から添乗員付きをオーダーメイド」をご覧いただき、ご要望を添えてお問い合わせください。

コンク
ご自分の希望にぴったりの旅をオーダーメイドで
『行きたい旅の作り方』 オーダーメイド・スタンダード オーダーメイドの旅をご提案する訳

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