中世の面影を残した珠玉の街々 カスティーヤ・イ・レオン地方とミディ・ピレネー地方を巡る
スペインの世界遺産とフランスの美しい村々を巡るオーダーメイドのプラン例です。
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テーマ 鉄道でスペインの世界遺産& レンタカーでフランスの最も美しい村々を 巡る個人旅行 日程
訪れる町 セゴビア スペイン ロカマドゥール フランス カオール フランス
ポイント 目的地に合った移動手段で周遊+マドリッド直行便を利用
概算 2名利用1名あたり約21.5万円 空港税・燃油サーチャージ別
《内訳》- 航空券 ワンワールドエコノミークラス 成田-マドリッド-トゥールーズ-成田周遊 復路ロンドン経由
- 宿泊2-3☆ 2名1室8泊毎朝食付
- レンタカー エコノミークラスAT車
- マドリッド-セゴビア往復レイルチケット 2等座席指定込
- 手配手数料
- 注)上記概算は2019年4月平日出発を出発3か月前に手配した場合の目安です 間際手配や国際会議等特別イベント開催時はこの限りではありません
数あるヨーロッパの国々の中で、フランス、スペイン、イタリアについてのお問い合わせを多く頂きます。世界遺産の登録数も他国より群を抜いて多いということも影響していると思います(1位 イタリア、2位 スペイン、4位 フランス)。
世界遺産はいつの時も人々を魅了していますが、今「美しい村」が注目を集めつつあります。フランスから始まった独自の「美しい村保存活動」があり、歴史に名を残した村や、地域ごとの特色を生かし、かつ美しい田園風景に溶け込んだ村を保存しようとするこの活動で、現在イタリア、ベルギー、カナダ、そして日本へも広がっています。
「これがヨーロッパ」という牧歌的な風景や家並み、独特な城壁に囲まれた村の形状、そして古いものを後世に残そうと努力している村では、そこにしか無い風、香り、味を体感できます。そこに立って、観て、触れて、感じて、味わい、滞在して中世の歴史や文化に想いを馳せ、じっくり感動する、そんな美しい村を巡る旅のプランとして一例をご案内します。
日本から出発して8〜10日間くらいの日程でご案内可能なものとして、スペインはセゴビアを中心とした世界遺産めぐり、フランスは美しい村の宝庫ミディ・ピレネー周遊を組み合わせました。
イベリア航空の成田〜マドリッド直行便をはじめ、ワンワールドグループの航空会社利用の周遊航空券がリーズナブルで便利です。
到着後の移動はスペインでは鉄道、一方フランスでは空港からレンタカーを利用すれば「フランスの美しい村々」の宝庫ミディ・ピレネーをくまなく訪れることが出来ます。 ロカマドゥール、カオールだけなら鉄道移動も可能です。
セゴビア
マドリッド空港に降り立ったら列車で約2時間、北西約90kmに位置するセゴビアへ向かいます。
首都マドリッドを素通りしてまで、この小さな町に宿泊する目的は、世界遺産に登録された水道橋と旧市街をじっくりご覧いただくためです。
セゴビアの水道橋は、古代ローマ帝国が建築した水路のひとつで、ローマ帝国滅亡後もこれにまさる水路は作られなかったといわれています。フランスのポン・デュ・ガール、イタリアのアッピア、アウグストゥス水道と同じ時代のもので、スペイン一の水道橋です。
旧市街は大聖堂が中心となり、小一時間もあればぐるっと巡ることが出来る町並み。そのはずれにあるアルカサルは、ディズニー映画「白雪姫」のお城のモデルとなりました。レコンキスタ以前のイスラム文化が色濃く残る、スペインならではの形状で、他のヨーロッパ諸国の城とは趣が異なります。
- ≪セゴビア発 マドリッドへ小旅行≫
- プラド美術館と国立ソフィア王妃芸術センターがあるマドリッドへ日帰り小旅行が可能です。ショッピングや美術館がちょうど良いオプションになります。
- ≪セゴビア発 アビラへ小旅行≫
- 列車で2時間少々、カスティーヤ・イ・レオン州(カスティーリャ・イ・レオン州)の県都で、スペインで最も標高の高い町です。茶色い花崗岩で作られた旧市街と、市壁の外に作られた教会群が世界遺産に登録されています。この町にもアルカサルがあり、セゴビアのアルカサルと比べるのも一興です。
ロカマドゥール
セゴビアよりマドリッドへ移動し、そこから空路トゥールーズへ。空港からレンタカーで約2時間、ロカマドゥールに到着。鉄道ならトゥールーズ駅までバスで移動、そこからブリーヴで乗り換え約3時間です。
切り立った崖にへばりつくようにして出来たこの村は、ミディ=ピレネーの美しい村々巡りの拠点として便利。ル・ピュイからスペインのサンティアゴ・デ・コンポステラへ向かう、巡礼の旅の宿場町としても知られています。
周囲には、フランスの最も美しい村々協会本部があるコロンジュ=ラ=ルージュ、牧歌的な風景が美しいオートワール、美しい村々の双璧とされるサン=シル=ラポピーとコンクなど、日帰りできる最も美しい村々が点在しています。 コンクのサント・フォワ修道院は、「サンティアゴ・デ・コンポステラへの巡礼路」の一部として世界遺産に登録されています。
ミディ=ピレネーは、鴨やアヒル、その他ジビエ料理がおいしい地方。村の中心にあるLE TERMINUS DES PERELINSでは、宿泊者に美味なジビエ料理をリーズナブルに提供してくれます。また、大都市にはない素朴な心遣いが温かい、2っ星のホテル&レストランです。この村とホテルの詳細は、「ヨーロッパ・スケッチツアー フランス ミディ・ピレネー2」で紹介していますのでご覧ください。
カオール
ロカマドゥールよりトゥールーズ方面に南下して、カオールに向かいます。鉄道なら、ブリーヴで乗り換え約2.5時間です。
カオールは、周囲をロット川に囲まれた楕円の形をしている町。「黒いワイン」と呼ばれるカオール・ワインでも有名なところ。
この町から、難攻不落の要塞の体をなすナジャック、廃墟からよみがえったベルカステル(ベルキャステル)など、ミディ=ピレネー南部の最も美しい村々めぐりが可能です。
また、昭和天皇が皇太子時代に訪れた、コルド=シュル=シエルへも立ち寄ってみてください。Le Grand Ecuyerに宿泊されたそうです。天皇陛下が宿泊された旅館やホテルは、どこも素晴らしい宿泊施設です。
ロット川にかかるヴァラントレ橋は、コンク同様「サンティアゴ・デ・コンポステラへの巡礼路」の一部として世界遺産に登録されています。この橋を堪能するには、袂から出ている遊覧船に乗ること。上記写真(中央)のような3つの塔を1枚の写真に収めるには、遊覧船の上からがベストです。
遊覧船から降りたら、いくつもある近くのワイン・ショップでカオール・ワインを。赤ワイン、中でもフルボディがお好みなら、きっとお気に召すと思います。日本ではなかなかお目にかからないカオール・ワインは、お土産にはぴったりです。機内に持ち込める液体の制限があるので、店から別送品扱いで郵送してもらえます。
この町も、上述のミディ=ピレネーの特色であるジビエ料理がおいしい町で、特にカオールはフォアグラの産地としても有名です。これなら気軽にお土産に持って帰れます。
ここでご紹介した町、村の写真はPhoto Galleryにてご覧いただけます。
モデルプラン|スペイン&フランス
サンプル日程
- ≪訪れたい美しい村≫
- 美しい牧歌的な風景の村 オートワール
- フランスの最も美しい村々協会本部がある コロンジュ=ラ=ルージュ
- フランスの最も美しい村々の双璧とされる サン=シル=ラポピーとコンク
- ≪訪れたい美しい村≫
- 難攻不落の要塞 ナジャック
- 廃墟からよみがえったベルカステル(ベルキャステル)