
ヨーロッパ・スケッチツアー
フランス ミディ・ピレネー 1

ヨーロッパ・スケッチツアー
フランス ミディ・ピレネー 1
川のあるフランスの風景
フランス ミディ・ピレネーへのオーダーメイド・スケッチツアー催行例です。 グループツアーとして催行したプランですが、これをもとに個人旅行にアレンジすることも可能です。ご要望を添えて見積もりフォーム、又はメールにてお問い合わせ、ご依頼ください。
このツアーでは、ミディ・ピレネーの中心、トゥールーズから3つの町を訪れました。いずれも、油彩でも水彩でもモチーフになる川沿いの町、さらに観光でも楽しめる町です。
【催行日程】2004年10月1日〜10日 【催行人数】8名 【催行形態】某美術団体所属画家主催の複数絵画教室によるグループ 【プランのポイント】催行人数確保のため、絵を描かない、または写真撮影中心の方も参加しやすいようにとの要望を受け、スケッチにも観光にも対応可能な世界遺産中心の周遊プランに仕立てました。
訪れた各町の写真はPhoto Galleryをご覧ください。
“ホテルはリバーサイド”



今回利用したホテルは、すべて川のほとり、橋のたもとなど川辺に建つホテルでした。
- カルカッソンヌ:オード川にかかるポン・ヴュー(旧橋)のたもとのTrois Couronnes
- アルビ:タルン川にかかるポン・ヌフ(新橋)のたもとのMerucure
- カオールは対:岸から町を眺められる遊覧船停泊所の隣に建つHotel Chartreuse
いずれも、3っ星クラスですがバスタブ付きの部屋で、4っ星クラスといってもよいくらい、申し分ないホテルです。
ホテルの設備もさることながら、何よりもお勧めなのは、どのホテルも部屋又はホテル内庭園からとても素晴らしい町並みを望めること。 このことは、スケッチツアーにおいて重要なことです。予期せぬ雨に降られても、濡れることなく部屋でゆっくりとスケッチ。ただただ、お部屋の眺望を希望される方にもお勧めです。
よく「町中のホテルがよい」とのリクエストがありますが、景色を楽しむなら少し離れたホテルのほうがよい事もあります。
フランス一美しい村

ミディ=ピレネーには、「フランスの最も美しい村々協会」認定の村がいくつかあります。 スペイン、サンティアゴ・デ・コンポステラへの巡礼街道沿いのコンクと並び、今回オプショナルでご案内したサン=シル=ラポピーは、その最も美しい村々のひとつ。ロット川に切り立った断崖にへばりつくように建つこの村は、1時間も歩けば町の隅々までわかってしまうほどの大きさです。
朝早くから出かけ、村の一番高い塔を持つサン・シル教会が見えたところで車を止めて写真を撮り、その後方向を変えて何度でも撮りたくなる、かわいらしい村です。
実は8年前にも一度来た事があるのですが、個人的にもう一度訪れたいと思っていた村でした。そのときは日本人など全く見かけなかったのに、今回はツアーで日本人観光客が大挙していました。
スケッチツアーで裸婦デッサン

今回のツアーの「目玉」としてオーガナイザーが考えたのが、美術学校の教室やスタジオを借り切って、裸婦モデルのデッサンを行う事でした。 日本の絵画教室や学校でも行われていることと思いますが、根本的に日本人のモデルとは体型のラインが違うのだそうです。パリやその他大都市であれば容易に可能ですが、今回訪れる都市で果たして出来るかどうかかなり不安でした。 現地提携会社に根気強く探してもらい、やっとアルビでモデルが見つかったのは出発の1か月前。オプションとして約2時間の裸婦デッサンを行うことができました。 実際は、当日モデルが来るのが遅れて正味1時間半くらいでしたが、それでもデッサン後の皆様の満足度はかなりのものでした。モデルとの契約条件が「写真撮影は一切不可」でしたので、デッサンの様子を写真に収めることはかないませんでしたが、スタジオの看板の写真を上に掲載しました。
スケッチツアーは風景ばかりではない事、まだまだいろいろなご要望にお応えできる余地がある事を改めて実感しました。