ヨンヌ川（Yonne）沿いにあるこの５っ星の隠れ家で指揮するジャン・ミシェル・ロラン（Jean-Michel Lorain）が、上質の食材にこだわった色彩豊かで遊び心のある、素朴な中にも意外性のある料理を作り出しています。オマール海老とヤシの実のロゼットサラダ、アルバ産白トリュフとル＝ピュイ（Le Puy）産緑レンズ豆を添えた卵のパルフェなど、贅沢なシェフ自慢の料理をご堪能ください。

食後は、ガイドとともに、コート＝ドール（Côte-d'Or）の有名な村々を通り、壮大なグラン・クリュ街道（Route des Grands Crus）をドライブします。１２世紀にシトー会修道士がワイン造りを始めたという歴史上重要なシャトー・デュ・クロ・ド・ヴージョ（Château du Clos de Vougeot）を訪ねましょう。この建物は現在、ブルゴーニュワイン協会*¹の本部となっており、中世のカーヴ*²や圧搾機が残されています。

午前中にガイドとともに船から降りて、ブルゴーニュワインの首都ボーヌ（Beaune）を訪れます。オテル＝デュー（Hôtel-Dieu de Beaune）では、ゴシック様式の華麗なファサードの裏側で、５００年にわたるブルゴーニュの歴史と、１７世紀の壁画、タペストリー、絵画、家具などの宝物に出会います。 午餐は、歩いてすぐのところにある２００７年にドミニク・ロワゾー（Dominique Loiseau）が創業、ミシュランの星を獲得したレストラン「Loiseau des Vignes」でお楽しみください。ヨーロッパで初めて全ワインリストをグラスで提供するレストランで、シェフのムラッド・アドゥシュ（Mourad Haddouche）が考案した地元の特産品を贅沢に使った料理が味わえます。

船上での旨味しい午餐を楽しんだ後は、ロマネスク芸術の傑作であり、何世紀にもわたって世界で最も強力なベネディクト会修道院であったクリュニー修道院*への風光明媚なドライブに出発します。９１０年に設立され、ローマ教皇に次ぐ影響力を持ち、ヨーロッパ全土に影響力のある役割を果たしました。

ガイドの案内で、世界的に有名なレストラン「Georges Blanc」がある絵のように美しい村、ヴォナ（Vonnas）へ向かいます。１９８１年以来、ミシュランの３っ星を獲得しているこのレストランは、古典を非の打ちどころのない流儀で見直すことで名声を博してきました。ブレス鶏*¹を再解釈したり、シェフ自身の祖母がよく作っていたヴォナ発祥のパンケーキ*²を再製したり。

リヨンの専門店をじっくり巡ったり、新しくオープンしたリヨン国際美食館（Cité Internationale de la Gastronomie）を訪ねてみましょう。リヨンの歴史上重要な建造物オテル＝デューにあるこの楽しく、想像力に富んだ感覚的な展示会は、食通のメッカとしてのリヨンの名声を確固たるものにするものです。